2018
BRAND IDENTITY / Art Direction
2017年初頭にリリースされたコスメ/メイクの口コミアプリ, LIPS (リップス)
運営元のAppBrew社から届いた相談は, LIPSをより幅広い年齢層に使ってもらえるサービスへとリブランドしていきたいというものでした。
PRODUCTION / 刷新とリデザイン
サービス・インから約1年という短期間ながら, SNS上には熱量のあるファンが数多くいる点が同サービスの特徴です。そこで, リブランドにあたっては「これまでのLIPSファンを突き放さず, これからのLIPSファンのためのブランドデザイン」という方針を立て制作を進めました。
デザインを新しくする行為は「刷新」と「リデザイン」に二分できます。
「刷新」とは多くの要素を全く新しくする行為を指し, 見た目の印象も大きく変わることから, ブランド・イメージの大転換を行う際に有効な手法です。対して「リデザイン」は要素を踏襲しながら, 高次の完成度を目指すことを指します。刷新と比較すると変化のインパクトは少ないものの, これまでのイメージを引き継ぎながら, 着実な改良を行えることが利点と言えます。
前述のようにLIPSは着々にファンを増やしており, 彼らが新しい姿を目指すときであっても, これまでコミュニティを支えてきた人たちを突き放さないアイデンティティを作りたいと考えました。そこで本プロジェクトでは, シンボルやカラーパターンなど, アイデンティティの土台となる要素の多くを引き継ぎながら, 磨きをかけた新ブランド・ロゴを制作。それを起点として新たなApp UIやビジュアルをAppBrew社インハウスチーム / Futurize社と協働して制作を行っています。
DETAILS / ディティールの追求
新しいシンボルマークは既存のデザインをベースに, パス上のアンカーポイントを減らしながら美しい流線形を描くシルエットに仕上げています。制作の過程では, スマートフォン上の極めて小さなサイズからオフラインでの使用を想定した大きなサイズまで, あらゆるスケール感で見映える形状へと落とし込んでいきました。
今回新たに制定されたロゴタイプには, 少ない面積でも使い勝手の良いコンデンスド・フォントを採用。角張った形状に丸みを加えることで, シンボルと組み合わせた際に主張しすぎることなくシンボルを支える役割を果たすことを意図しています。
CLIENT : AppBrew
ART DIRECTOR :
TAKAYA OHTA
DESIGNER :
TAKAYA OHTA
TAEKO HAMAMOTO (monopo inc.)
UI DESIGNER :
TAIKI IKEDA
MANAGEMENT :
RYO MIYAKAWA (monopo inc.)
APPBREW TEAM :
YUTA FUKAZAWA
YURI MATSUI
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A DESIGNER / Art Director
focused
on CI & BI DESIGN
タカヤ・オオタ
沖縄県沖縄市生まれ。立教大学経営学部卒業。ストーリー&コンセプトを重視し, CIを起点としたデザインを得意とする。ロゴはそれ自体がアイデンティティを有するのみならず, 周辺のクリエーティブと合わさることで総体として成り立つことを念頭に置いて設計を行う。